医学部再受験マン

医学部再受験

選択

 このブログを見ているような方は、恐らく医学部再受験を志しておられる、あるいは、医学部再受験をするか迷っている方が大半だと思う。Yahooからこのブログにたどり着いた方は大抵「医学部再受験〜」と検索している。

 僕は医学部を再受験し、国立大学の医学部に入学することができた。もちろん、合格の報せを受けた時は嬉しかった。しかし、誇らしいかといえば、そんなことはない。同世代の知人の多くはすでに社会に出て働いているし、働いていないものもいないわけではないが、いずれにしても彼らは社会から激しく打ち付ける波風にその身を晒しているのだ。僕はそんな彼らに少し申し訳ないような気がする。僕だけが2度目のチャンスを与えられたことで、何かバツの悪さを感じるのだ。あるいはそれは勝ち取ったチャンスではないかと思う方もいるだろう。そういう面も確かにあるが、やはり誰もが挑めるわけではないのだ。

 一度逃したチャンスは二度と巡ってこない。大抵の場合はそうだ。そして、チャンスを逃した時、それとさえ気づかなかったりするものだ。僕は恵まれていると思う。

 そしてもしあなたが医学部再受験をしたいと思っていて、まだ迷っているのなら、医学部再受験すべきだなどとは言わない。ただ、すればいいと思う。挑戦してみたいことがあり、そしてその結果はもちろんわからないが、挑むことが可能であるなら、挑まないという選択肢は果たしてあるのだろうか。迷うのは時間の無駄だ。

 やりたいと思った時、すでにやることが選択されている場合がほとんどではないだろうか。